気になるお尻・デリケートゾーンの「かゆみ対策」
暑い夏は「汗」をかくものですが、汗をたっぷりかくと「かゆみ」を感じるという声も……。
お尻部分は下着や衣類におおわれていて、イスに座るときに密着するので、非常に熱気と湿気がこもりやすく汗をかきやすいといわれています。
汗をかくとニオイの原因や、雑菌と混ざることでお尻ニキビにつながることもあります!
さらに「かゆみ」を感じるとムズムズとした不快感に悩まされてしまうものですよね?
かゆみを感じてかいてしまうと摩擦によるダメージから、黒ずみやニキビ痕など色素沈着につながることもあります!
今回は「かゆみ」に注目して、原因と対策方法をチェックしていきましょう!
かいた汗が原因でお尻部分がかゆくなる?
湿度が高くなり、体が熱くなれば汗腺が刺激されて汗がでてきます。夏は何もしていなくても汗をかいてしまうものですよね。汗の量が増えるとお尻の周辺が蒸れてしまい、かゆみを感じやすくなります!
お尻・デリケートゾーンはつねに下着と密着していて、座るたびにイスに圧迫されることも多いので、汗をかきやすい部分です。
また皮膚は温かくなると、かゆみを感じやすくなるメカニズムがあるのですが、これも汗をかくとお尻部分がかゆくなる要因のひとつです。
下着や肌に触れるものに注意
身に着けている下着の素材が肌に合わなかったり、サイズが小さい下着をはいていると蒸れやすくなり、ますますかゆみが悪化することもあります。
蒸れやすいポリエステルなど化学繊維の下着はできるだけ避けるようにして、肌にやさしい天然素材の綿100%の下着を選び、汗をかく時期は、蒸れ防止のために「若干大きめのサイズ」を選ぶようにしましょう♪
デリケートゾーンのかゆみ原因は汗だけじゃない!
お尻部分は汗や下着によるかゆみが目立ちますが、デリケートゾーンのかゆみは汗だけではなく、いくつかの原因が挙げられています。
下着の摩擦による刺激
デリケートゾーンでは、蒸れによって肌がふやけ、角質の肌バリア機能が低下しがちです。
すると、下着との摩擦や、雑菌、尿、おりものといった多少の刺激であっても肌へのダメージが大きくなり、かゆみにつながります。
また化学繊維の下着は肌に刺激を与えやすい傾向があるので注意しましょう!サイズも若干ゆとりのある下着を選ぶと、摩擦ダメージを軽減することができます。
おりものによるかゆみ
汗などによる肌の蒸れやナプキンのほか、女性の場合は「おりもの」もデリケートゾーンのかゆみを引き起こす原因だといわれています。
蒸れた肌は、ふやけて刺激に弱くなっています。そこにおりものが付着したり、おりものが付着した下着などが接触していると、肌のダメージとなり、かゆみを引き起こす原因につながります。
おりものの量や状態は、生理周期によって変わります。特に、おりものの量が増えるのは排卵期前後で、この時期のおりものは透明でドロッとした状態です。
おりものによるかゆみ対策も意識して、おりものシート(パンティライナー)を利用しましょう!汗やおりものの対策として、2~3時間おきに1回とりかえるように心がけてくださいね。
清潔な状態に保つことでかゆみが軽減できます。生理周期を把握して、おりものが増える時期を意識しておくことも大切ですね。
アンダーヘアによるかゆみ
アンダーヘアは、デリケートゾーンの蒸れの原因のひとつとしても挙げられています。
毛が長すぎたり濃かったりする場合、悪くなりがちな通気性がさらに悪くなり蒸れる可能性が……!
また、生理のときに毛に付着した経血が刺激となって、デリケートゾーンのかゆみを引き起こす場合もあります。
一方で、間違った陰毛処理の結果、デリケートゾーンのかゆみを引き起こす場合もあります。カミソリやハサミで陰毛を処理すると毛の先端がとがり、刺激となってかゆみを引き起こすのです。
また、カミソリで剃ったときに、陰毛だけでなく皮膚の表面にもダメージが加えられ、かゆみにつながる場合もあります。
自己処理をする場合は、ヒートカッター、VIOゾーン専用のシェーバーなどを使って、毛先が丸くなるように処理することをオススメします。
また、脱毛サロンやエステなどでVIO脱毛を行っているところも増えていますよね。
VIO脱毛とはV・I・Oそれぞれのラインを合わせた脱毛部位のこと。Vラインはショーツの上・両サイド、Iラインは太ももの付け根に沿った部位、Oラインはお尻の穴の周りです。
自己処理に不安がある場合や、毛量で悩んでいる場合は相談してみるのもよいでしょう。
汗によるトラブル対策!デリケートゾーンのケア2つ
汗によるデリケートゾーンのかゆみやトラブルを少しでも改善するために、簡単にできる対処法もチェックしておきましょう♪
デリケートゾーンを清潔に保つ
まず大切なことは、デリケートゾーンを清潔に保つことです。
汗や蒸れ、付着したおりものや経血をそのままにしておくと、かゆみにつながることから、適切に洗うようにしましょう!
とはいえ、洗いすぎると本来体が持っているデリケートゾーンの殺菌作用を弱めることになります。これは、石けんが弱アルカリ性なのに対して、デリケートゾーンは酸性なので、石けんにより酸性度が弱まってしまうためです。
そのためデリケートゾーンは専用の石けんや、弱酸性のものを使うようにしましょう。
また膣内まで洗うと必要な常在菌まで流してしまうので、石けんを使って洗うのはNGです!膣内を洗いたいときはお湯で洗い流す程度で十分だといわれています。
掻いたりこすったりしない
かゆいからといって掻いたりこすったりすると、逆にかゆみが悪化してしまいます。かゆくても掻かず、手で触れるのも極力避けましょう。
また、入浴時にゴシゴシ洗って刺激を与えると、皮膚の表面を傷つけてしまい、かゆみが増すことがあります。お尻部分を洗うときには、たっぷりの泡でやさしく洗い、ぬるめのお湯で流しましょう。
温水洗浄便座を使用する場合は、洗いすぎると皮膚が乾燥して、さらにかゆくなる可能性があるので、十分注意してくださいね。
お尻部分・デリケートゾーンの汗によるかゆみを軽減するため、2つの対策も意識してくださいね♪
おわりに
いかがでしたでしょうか?
これからの時期、ますます気温と湿度が上がるとお尻部分にたっぷり汗をかくことも……!汗をかいたまま放置しているとニオイ、かゆみなど不快な症状を感じることもあります。
またかいた汗が皮脂や雑菌と混ざることで、お尻ニキビなどのトラブルにもつながります!
お尻部分は汗をかきやすいので、吸湿性のある綿素材の下着を選び、こまめにパンティライナーを取り替える、できるだけ座りっぱなしにならないように意識するなどの対策も心がけてみましょう♪
汗をかいたらこまめにふき、できればスキンケア(保湿化粧品)を塗りなおすことをオススメします。汗対策も意識して、夏を快適に。さらなる「美尻」を目指していきましょう!