覚えておきたい「正しいお尻ニキビの治し方」
暑い夏は、汗や皮脂分泌が多くなるため、ニキビができやすくなるという声もあります。
とくに下着で覆われているお尻部分は、汗や湿気がこもりやすく、清潔な状態を保つことが難しい……。
また下着や座る動作などで圧迫される部分なので、肌トラブルが起こりやすいという特徴もあります。
お尻ニキビをケアしていてもなかなか改善しない、何度も繰り返してニキビができてしまう……。
そんな方は、間違ったケアを行っている可能性もあります。
お尻ニキビの治し方については、今までもご紹介しておりますが、この機会に改めて「見直し」をして、正しいお尻ニキビケアの方法を再確認してみましょう♪
まずは「お尻ニキビ」ができる原因を確認しよう!
正しいお尻ニキビの治し方をご紹介する前に、まずは「原因」を知って改善に役立てることも大切です♪
お尻ニキビができる原因は?
ニキビは皮脂が過剰に分泌して毛穴がつまってしまい、アクネ菌が繁殖することでできてしまいます。
お尻は座っているときに体重を支えている部分なので、全身のなかでもっとも負担がかかりやすい部分です。
そのため、肌への刺激も強く、刺激から守ろうとして角質を硬く、分厚くする「過角化」が起こります。
過角化した肌は厚みがあるので毛穴をふさいでしまい、アクネ菌が繁殖しやすい状態になってしまいます。
また下着による蒸れも原因としてあげられています。
下着は他の衣類とくらべて体に密着するので、摩擦や蒸れが起こりやすいですよね?
お尻は汗や蒸れが原因で清潔に保つことが難しく、これもアクネ菌が繁殖する原因となり、ニキビにつながると考えられています。
- 圧迫されてダメージが多い
- 角質が分厚くなって毛穴詰まりに
- お尻部分は非常に蒸れやすい
これらの原因に注目しながらお尻ニキビの治し方を意識することが大切ですね♪
なぜ?「お尻ニキビ」が治りにくい理由は2つ!
顔にできたニキビと比べてお尻ニキビはなかなか治らない……そんな声も目立ちます。
実際に「顔のニキビはすぐ治るのに、なぜかお尻ニキビは治りにくい」と感じたことがある方も少なくないですよね?
以下のような理由があるようです。
1.お尻の角質層は分厚い
お尻は座ったときに圧迫を受けるという役割があるので、肌の角質層が他の部分よりぶ厚くなっています。
そのため、顔などにできたニキビ用のスキンケア、市販薬では成分が肌の内部まで届きにくいという特徴が。
お尻ニキビには専用のスキンケアを使うことが重要だといわれています!
2.お尻は刺激を受けやすい
お尻部分は下着を着用するので、皮膚と密着して刺激を受けやすい環境にあります。
他の衣類と違い、下着はつねに肌と密着しているので、摩擦や刺激を受けやすいのです。
またイスに座ったときに体重がかかることで、肌はダメージを受けるため、お尻ニキビができやすく、治りにくい……という残念な特徴があるのです。
お尻ニキビの「正しい治し方」「予防方法」をチェック!
治りにくいといわれるお尻ニキビですが、正しいケアを行うことで改善できます!
ここで「正しい治し方」と「予防法」も見直してみましょう♪
絶対につぶさないこと!
他の部分にできたニキビと同じく、お尻ニキビを自分でつぶすことは厳禁です!
雑菌が入って症状が悪化したり、ニキビ痕になる可能性もあるので、絶対に自分でつぶさないように注意しましょう。またできたニキビに刺激を与えるのもNGです。
つい手で触りたくなりますが極力、不要な刺激は避けるようにしてくださいね。
バランスのよい食事をとる
栄養を偏りなく、必要な分だけ摂ることで、身体の調子が整い、肌のターンオーバー(新陳代謝)も活発に行われることが期待されます。
食事バランスを整えると必要以上に多い皮脂の分泌がおさまって、すでに分泌された皮脂が毛穴から排出されて、ニキビの改善に役立ちます。
また、脂っこい食べ物や刺激物は皮脂の分泌量が増える原因となるため、揚げ物や脂質が多いお菓子などをとり過ぎないように注意しましょう♪
肌に刺激を与えず清潔に!
肌に刺激を与えないためには、入浴の際に強くこすったりせず、ボディソープの泡でふんわり、やさしく汚れを落とすことが大切です♪
お尻部分はデリケートなので、ゴシゴシと洗わないように気をつけましょう。
ニキビができているとつい強く洗ってしまいがちですが、かえって症状が悪化したりニキビ痕になりやすくなるので、注意が必要です。
また清潔を維持するためには、こまめに汗を拭くことやシャワーを浴びる以外に、汗をかく季節には、下着を交換することもオススメです。
素材は化学繊維などの蒸れやすいものではなく、綿100%などの吸水性や通気性に優れたものを選ぶことが望ましいです。
また、トイレの座椅子などには、雑菌が付着していることもありますので、トイレの便座に直接座らないようにシートを敷く、座る前に除菌シートなどで拭いたりする工夫なども清潔さを維持するために心がけてみましょう♪
蒸れない座り方をする
かたく通気性の悪い椅子にはクッションを敷いたり、適度に立ち上がる機会をとりいれることも、お尻ニキビの改善・予防に欠かせないケア習慣のひとつです♪
通気性を改善することで、おしりの皮膚の負担や蒸れを軽減することができます。
デスクワークで座っている時間が長い方は、蒸れない座り方を意識してみましょう!
おわりに
いかがでしたでしょうか?
お尻ニキビの原因、治し方について改めて見直すきっかけになれば幸いです♪
下着の素材は天然素材、できるだけ圧迫を避ける、通気性がよい衣類を着る、などお尻部分を清潔に保つための工夫を意識しましょう!