お尻ニキビを改善・予防「食生活」と「スキンケア方法」
お尻ニキビは一度できるとなかなか治りにくい、正しく治さないと「ニキビ痕」になってしまう……。
そんな残念な特徴があるといわれています。
お尻は下着におおわれていて、つねに摩擦をうけて、座る際に圧迫を受けるため、肌の「角質」が分厚くなって「過角化」しやすい部分です。
角質が分厚くなると、毛穴詰まりを起こしてアクネ菌が繁殖するため、ニキビができるというメカニズムがあります。
お尻ニキビを早く治したい!繰り返したくない!
そんな方は「食事」と「スキンケア」も見直してみましょう♪
前回はお尻ニキビができる原因をご紹介しながら、対処法として、正しいお尻ニキビの治し方をご紹介しました。
今回はニキビケアに必要な「食事」と「スキンケア」についてチェックしましょう!
知っておきたい!ニキビ改善に役立つ食べ物とNGな食べ物
お尻ニキビができたときはスキンケアを工夫することも大切ですが、適切な食べ物をとることによって、改善することも有効的です♪
その逆に、NGな食べ物でお尻ニキビが悪化する可能性もあります。
そこで、ニキビができたときに、意識したい食べ物についてご紹介します。
食べるのを控えたい食べ物
糖分や脂肪分の多い食べ物
糖分や脂肪分の多いものを食べすぎると、皮脂の分泌が増加して毛穴詰まりに。
その結果、お尻ニキビが悪化することがあります。
スナック菓子やケーキなどのお菓子類、バターやクリームの摂取は避けるようにしましょう。
カフェイン・アルコール
カフェインには「覚醒作用」があるため、コーヒーを遅い時間に飲んだり、飲み過ぎると寝つきが悪くなったり、生活リズムが狂ってお尻ニキビが悪化する可能性があります!
さらに皮脂の分泌を調整するビタミンやミネラルを体外に排出する働きがあるため、皮脂の分泌が増えてしまう可能性も高いです。
またアルコールも糖分が多く、皮脂腺を刺激するため、のみすぎにはくれぐれも注意しましょう!
コーヒー、緑茶、紅茶などカフェインを含む飲み物は1日2杯程度までが推奨されています。
積極的に摂りたい食べ物
ビタミン・ミネラルを含むもの
ビタミンB群の中でも「ビタミンB2、B6」は、ニキビの原因となる脂質の代謝を促し、皮脂の分泌を抑制する働きがあります。
特に卵や魚類、大豆やチーズなどがオススメです♪
さらに、抗酸化作用やコラーゲンの生成を促す「ビタミンC」と一緒に摂ると、さらに効果はアップします。
ビタミンCはいちごやレモン、果物類や緑黄色野菜に多く含まれています。
レモン、キウイ、セロリなどビタミンCを含む食べ物には、紫外線感受性を高める「ソラレン」が含まれているものもあります。
朝や日中にとると、紫外線からの影響を受けやすくなるといわれています。
心配な場合は夜(日が沈んだ後)にとるようにすると安心です。
肌の新陳代謝を活発にする「亜鉛」も、ニキビを治すのに大切なミネラルです。
亜鉛は牡蠣や玄米などに多く含まれています。こちらもビタミンCと一緒に摂ると吸収率がアップしますので、お尻ニキビの改善・予防には、ビタミンB群や亜鉛などのミネラル類を意識した食生活を送るようにしましょう♪
お尻ニキビ改善に必要な「洗うケア」と「保湿ケア」
お尻ニキビ改善・予防のために、肌を清潔に保つことが大切です♪
ボディソープ、石けんを使って「洗うケア」を行いましょう!
汗やほこりは水だけでも落とせますが、皮脂汚れや古い角質は落としきれません!
余分な汚れだけ落とし、肌を傷めにくい方法をご紹介します。
1.洗うケアの準備
まずは、手指を洗って清潔にしておきます。
汚れがついていると、石けんの泡立ちが悪くなるためです。
2.よく泡立て、やさしく洗う
石けんは、少しずつお湯を加えながら、よく泡立てることがポイントになります。
お湯が少ないと、石けんの濃度が高いまま洗ってしまうことになり、肌が乾燥しやすくなります。
泡立てネットは便利ですが、水が少なくても泡立ちやすいので注意してください。
泡ができたら、肌をこすらないように、やさしく洗います。
3.十分にすすぐ
石けんが肌に残っていると、お尻ニキビの原因になります。
すすぎ残しやすいお尻部分は特に念入りにすすぎましょう。
熱いお湯は肌の油分まで流してしまい、乾燥を悪化するため、40度以下のぬるま湯ですすぐことをオススメします。
スキンケアで「保湿」をする
体を洗った後は、保湿ケアをていねいに行いましょう。
ベタつきを気にして化粧水をつけるだけでは、すぐに水分が蒸発して乾燥してしまいます。
化粧水で水分を与えた後、保湿成分が凝縮された美容液や乳液で水分をとじこめます。
ニキビが気になるときは、乳液は油分が少なめのものか、オイルフリーのものが◎。
お尻ニキビ専用のスキンケア、ニキビを防ぐ有効成分が配合された、医薬部外品のスキンケアも最適です♪
クリームは油分が多いため、ニキビ部分につけると毛穴詰まりを起こし、症状が悪化することがあります。
油分が多いスキンケアは、お尻ニキビ部分を避けて、特に乾燥しやすい箇所だけに塗るようにしましょう。
日焼け止めで紫外線対策
紫外線が、ニキビの直接原因になることはありません。
ただし、ニキビのきっかけとなる「毛穴詰まり」に影響することがあります。
紫外線ダメージから肌内部の細胞を守るために、角質を厚くすることがあるので毛穴が詰まってしまい、アクネ菌が繁殖してニキビができやすくなることもあります。
ニキビだけでなく、シミやシワなどの老化を防ぐためにも、日焼け止めの使用は欠かせません!
夏のお尻ニキビケアとして、スキンケアは「洗うケア」「保湿ケア」「UVケア」をセットで行うようにしましょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
お尻部分は蒸れやすく、圧迫をうけるのでニキビができやすいもの。
できてしまったニキビをキレイに治すために、今回ご紹介したスキンケアと食事も意識してみましょう♪
脂っこいもの、甘いものを控えたらニキビが治った、できにくくなった……という声もあります。
食生活を見直して、お尻ニキビの原因を少しでも減らすことで美尻づくりにアプローチしてくださいね!