大人ニキビはあらゆる肌タイプにできる可能性が!
昔からニキビといえば、思春期。というイメージがありますよね。
ニキビは大人になれば自然と治るもの、と思われていたからです。
しかも「治りにくい」ケースも少なくありません。
大人ニキビは若い頃のニキビと違い、治りにくいのが特徴なのです。
大人ニキビさんの特徴
・年齢
20代以降は乾燥肌、脂性肌を問わず、あらゆる肌タイプの方にできる可能性があります。
・特徴
口まわりやあごなどのフェイスラインやUゾーンにできることが多い。
体では皮脂分泌が多い背中、お尻など。
同じ場所に何度もできることも。
・原因
毛穴に皮脂が詰まることが直接の原因です。
寝不足や乱れた食生活、ストレスによる過剰な「男性モルモン分泌」からの皮脂量増加、活性酸素なども原因になります。
まずは、ニキビができるメカニズムをおさらい♪
まずは正しいケアを始める前に、ニキビができるメカニズムをチェックしましょう。
ニキビとは基本的には、毛穴に皮脂がつまり、そこで炎症を起こしている状態です。
正常な肌なら毛穴の奥にある「皮脂腺」から皮脂が分泌されても、
毛穴の出口が開いているので皮脂が詰まることはありません。
ところが、毛穴の出口=角質が分厚くなり、肌の皮脂分泌が増えると、
毛穴に皮脂がたまってかたまりとなり、毛穴をふさいでしまいます。
そこでニキビ菌(アクネ菌)が炎症を起こします。
「ニキビ痕」に残りやすくなってしまうこともあります。
そして、できてしまったら「早めに対処すること」が肝心なのです!
大人ニキビの原因は「ホルモンバランス」が影響
大人になると「寝不足」になりがち。
仕事や家事などに追われて、忙しさから睡眠時間が6時間以内になってしまうことも少なくありませんよね。
睡眠不足は肌の免疫力の低下につながり、ニキビができやすく、できたニキビは大きく、腫れやすくなってしまいます。
また「ストレス」も大きな原因に。ストレスが溜まると、脳の視床下部から副腎皮質ホルモン
(ふくじんひしつほるもん)を出す指令があります。
このとき「男性ホルモン」も一緒に分泌されるのです。
男性ホルモンが多く分泌されると皮脂腺が刺激されて、皮脂が多く分泌されて毛穴が詰まりやすくなります。
その結果、ニキビができやすい肌質になってしまいます。
女性の場合は生理前ニキビも
女性は生理前にニキビができやすい、といわれています。思い当たる方も多いはずです。
女性ホルモンである「黄体ホルモン」の分泌が活発になるためです。
ストレスを溜めない、十分な睡眠、食事バランスなど、
できるだけ規則正しい生活習慣を意識することで生理前ニキビを改善することも大切ですよね。
自然に治るまで悪化させないように注意しましょう!
衣類による刺激などもニキビの原因になるので、肌に触れるものを見直してみることも大切です♪
一日に何度も洗うと逆にニキビができてしまう?!
ニキビができると、早く治すために何度も顔や体を洗うという方もいらっしゃいますが、実はNG習慣だといわれています。
・肌を清潔に保つ
・角質を分厚くしない
・アクネ菌を寄せつけない(皮脂コントロール)
の3つがポイントになります。
朝晩2回の洗顔で十分です。皮膚表面や毛穴に汚れが残っていると、ニキビの原因になりますが、
洗いすぎて皮脂を落とし過ぎるのもいいことではありません。その結果、肌が乾燥して角質が厚くなり毛穴が詰まってニキビが悪化してしまうこともあります。
ニキビが気になるときは、朝晩2回の「洗い」で肌を清潔に保てば十分です。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
気温が高くなるにつれて皮脂の分泌量も増えてきますよね。
しかし、大人ニキビの原因はそれだけではありません!
ホルモンバランスや食生活、ストレスや生活習慣などにも影響を受けている大人ニキビ。
正しいケアをすることを意識するときっと美尻に近づけるはずです。