【試験概要】
日本薬科大学の教授によりJBA取扱い商品・ピーチローズ(リボーテ01)の皮膚炎症の抑制効果について解析し、美肌効果について実験をしました。
【目的】
線維芽細胞の活性化作用について解析し、美肌ならびに美白硬化について検討。
チロシナーゼ阻害試験
【測定原理】
メラニン色素はチロシナーゼによりL-DOPAより生成される。チロシナーゼ活性を阻害することによりメラニン色素の生成が抑制され、シミ、ソバカスの発生が抑えられる。
チロシナーゼとL-DOPA反応時に検体を添加し、酵素阻害によるメラニン産生抑制作用について確認する。
【試験方法】
本試験では,B16細胞より抽出したチロシナーゼ粗酵素溶液を用い,ドーパを基質とした酵素反応により生成したドーパクロムの生成量を吸光度として測定致します。
未処置対照のドーパクロム生成量に対する試験液添加時のドーパクロム生成量からチロシナーゼ活性を求め,チロシナーゼ活性に対する作用を測定する。
【結果】
図1.より対照とした未処置のドーパクロム生成量とチロシナーゼ酵素溶液を用いたドーパクロム生成量を
比較すると、優位な差が見られる。これは被験物質(ピーチローズ))の希釈倍率が320倍から差が見られ、
徐々に減少していき10倍の希釈倍率でもドーパクロムの生成量は約半分ほどまで減少している。
また、図2.よりチロシナーゼの阻害率をグラフに表すと、320倍希釈で10%の阻害率、
40倍希釈で30%以上の阻害率、そして10倍希釈で60%弱の阻害率が確認できた。
【考察】
メラニン色素はチロシナーゼにより生成される。図1.の結果から今回の被検物質(ピーチローズ)は10倍希釈でも
チロシナーゼの生成を阻害し、ドーパクロムの生成を抑制することを示した。希釈前の被検物質(ピーチローズ)
にはチロシナーゼ生成阻害作用はこの試験結果と同等以上の効果が期待できる。
また、図2.でチロセナーゼ阻害率を比較してみると、10倍希釈の被検物質(ピーチローズ)で60%弱の
チロセナーゼ阻害を確認できる。このことから、被検物質(ピーチローズ)はチロシナーゼの活性を阻害し、
過剰なメラニン産生を抑制することによりシミの生成を抑制することが示された。