調査・研究結果

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調査・研究結果

線維芽細胞の活性化作用

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【試験概要】

日本薬科大学の教授によりJBA取扱い商品・ピーチローズ(リボーテ01)の皮膚炎症の抑制効果について解析し、美肌効果について実験をしました。

【目的】

線維芽細胞を活性化させ、コラーゲンなどの細胞外基質の産生を誘導させることにより、皮膚弾力性が向上し皮膚の硬化やシワが改善されると考えられる。

コラーゲン産生誘導試験

【測定原理】

真皮内のコラーゲンなどの細胞外基質は線維芽細胞から産生される。線維芽細胞を活性化させ、コラーゲンの産生を促すことにより皮膚の弾力性が回復し、シワ、たるみは改善されると考えられる。

【試験方法】

本試験では,NIH-3T3細胞を試験用プレートに2時間培養したのち、被験物質(ピーチローズ)を混合した培地に交換し、48時間培養を行う。その後トリパンブルーによって細胞を染色し、生死細胞の確認をELISAを用いて測定する。

【結果】

図1.より対照と被験物質(ピーチローズ)800倍希釈までのコラーゲン量に大きな変化はなかった。400倍希釈から徐々に変化が見られ、100倍希釈で最も増加し、対照の1.5倍の値を示した。
しかし、50倍希釈では生細胞数の変化が見られず、対照と同じ値となった。
図2.よりコラーゲンの増加量を対照と比較。被験物質(ピーチローズ)400倍希釈で10%の増加、200倍で20%の増加、100倍希釈で40%以上もの増加を確認できた。

【考察】

図1.の50倍希釈での生細胞に優位な変化が見られなかったのは、プレート内での被験物質(ピーチローズ)の割合が多く、細胞が増殖するスペースが得られなかったものと推測している。
その他の希釈倍率の結果から、緩やかな曲線を描き増加、又は100倍希釈での増加量を維持していくことが予想される。
今回の実験により被験物質(ピーチローズ)に優位に線維芽細胞からのコラーゲン誘導作用を示したことから、たるみ・シワの形成を抑制し、弾力性を回復させる可能性が示唆された。

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